竹書房怪談文庫TOP書籍一覧恐怖箱 つくね乱蔵 恐怖箱 厭鬼
恐怖箱 厭鬼
■作品紹介
ひと言で言えば、おぞましい。厭な話ばかりが集められている。生きている人間と死んでいる人間(霊)とでは、どちらがより怖いか? ホラーではよく聞かれるテーマだが、本書では実に甲乙つけがたい。どちらも厭で、恐ろしい。両者の闇が見事なまでに結託し、吐き気を催す悪夢を生みだしているからだ。生者の黒い感情が死者の無念を引きずり出し、悪意に力を与えたとでも言おうか、人心の醜さがとてつもない恐怖と惨事を引き起こしている。\「厭」という字に「鬼」を足すと、「魘(うな)される」という漢字になる。普段心の奥に閉じ込めている暗い感情を、人ならざる鬼の手がくすぐり唆す。「闇よ、出でよ……」禁が解かれたその瞬間、何処かで誰かが魘される。何処かで誰かが死んでいる……。
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