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リンフォンのあらすじ・感想まとめ – 2chの怖い話

2chの怖い話・リンフォン

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「リンフォン」とは・あらすじ

投稿者は、アンティーク好きの彼女とドライブデートがてら骨董品屋などを周っていた。ふと入った骨董品屋で、正20面体のパズルのようなものを発見する。彼女は喜んで購入し、パズルを組み立てていくが、完成が近づくにつれて次々と異変が起こるようになる…。

起:古びた骨董品店で見つけた正20面体の置物

ドライブデートを楽しんでいた投稿者とその彼女。ふと見つけた古びた骨董品屋に興味本位で入るも、そこは古本ばかりで特に面白そうな物はない。もう出ようと言いかけたそのとき、彼女が「あ!」と驚くような声をあげた。

近寄って彼女に「何か掘り出し物あった?」と聞くと、バスケットケースの奥底から正20面体の置物を取り出して手にとった。大きさはソフトボールくらい。その正20面体の置物は、オブジェとしても秀逸なフォルムで、彼女も惹かれているようだった。価格次第で購入を検討することにし、レジにいた店主と思わしき老人に話しかける。

それにしても、なぜバスケットケースの奥底にあった物が彼女には見えたのか。後になって考えると、そのときからすでに不思議な出来事が起こり始めていたのかもしれない。

レジに持っていき老人に値段を尋ねると、一瞬、驚愕するような表情を浮かべた気がした。老人は「いくらだったかな、ちょっと待ってくれる?」と言い、奥の部屋に入っていく。

奥さんらしき人と言い争うような声が聞こえたが、やがて老人は奥の部屋から1枚の黄ばんだ説明書を持ってきた。そこには、この正20面体の置物は「RINFONE(リンフォン)」という正式名称であること、また、「熊」→「鷹」→「魚」の順に変形することを示唆するイラストが描かれていた。

老人は、「リンフォンを両手で包み、おにぎりを握るように撫で回してごらん」と言う。言われた通りに試させてもらうと、確かに正20面体の置物が変形した。回すと「カチッ」と音がして面の一部が隆起する。出たものを上に引き上げると、今度は別の一面が陥没し、どんどん形を変えていく。

興味津々の彼女はその場で「リンフォン」を購入。これが日曜日の話である。なお、価格は1万円→値切って6,500円であった。

承:RINFONE(リンフォン)

月曜になり、彼女は電話でリンフォンがすごく面白いと話す。変形して動物の形になっていくのが楽しいのだという。それから彼女はすっかりリンフォンにハマり、どんどん新しい形に変形させていった。

「リンフォン」の変形の経過は下記の通りである。

■月曜日:
すっかりRINFONE(リンフォン)に夢中になった彼女。徹夜で第一段階である「熊」づくりに励む。

■火曜日:
遂に熊が完成。投稿者も彼女の自宅に熊を見に行き、その精巧なつくりに驚くことになる。

■水曜日:
第二段階である「鷹」が完成したと、彼女から投稿者に連絡がある。

転:彼方(かなた)からの着信

木曜日の夜、投稿者が風呂から上がると彼女から着信がある。「さっき電話した?」と聞かれたが、電話はしていない。

30秒間隔で携帯電話に着信が入り、通話ボタンを押しても雑踏のように大勢の話し声が聞こえるだけだという。さらに、着信には「彼方(かなた)」と表示されるらしい。そもそも登録もしていない番号のようで、彼女は気持ち悪がっていた。

その日から、じわじわと彼女の身に異変が起こる。

金曜日には彼女に「非通知」で着信が入る。通話ボタンを押すと、「出して」という大勢の男女の声。なお、この時点でリンフォンの最終形である「魚」の完成は間近まできていた。

その晩、彼女の自宅に宿泊した投稿者は悪夢にうなされる。暗い谷底から大勢の裸の男女が這い上がってきて、崖を登って逃げるも、頂上に手をかけた時に女に足を掴まれてしまい、「連れてってよお!!」と言われるという内容。汗だくで目覚めたときはまだ午前5時すぎだったが、再び眠れそうになかった。

土曜日、2人は携帯ショップに出向き異常を確認してもらうも原因は不明。気分転換に、猫を何匹も飼っている「猫おばさん」という有名な占い師に占ってもらうことに。電話をすると、運良く翌日の予約が取れた。

そして日曜日、占い師の所に出向くも、廊下にいた猫たちが威嚇をし一斉に逃げてしまう。それを見た占い師は、「すみませんが、帰って下さい」と言う。どういうことか尋ねると、「猫は占える人と占えない人を見ている」と言い、占うことを拒否された。

しかしながら投稿者が、彼女への奇妙な電話や悪夢について話すと、占い師は「彼女の後ろに動物のオブジェが見える、今すぐ捨てなさい」と言った。そう言われても、何が何やらわからない。占い師に理由を聞いても「帰って下さい」の一点張り。

投稿者が執拗に食い下がって質問していると、ついには占い師は堪忍袋の緒を切らし、「あれは凝縮された極小サイズの地獄です!!地獄の門です、捨てなさい!!帰りなさい!!」と叫び、投稿者たちを追い出した。「極小サイズの地獄の門」とは一体…。

気味が悪かったので、その日中に2人は「リンフォン」と説明書を新聞紙に包み、ガムテープでぐるぐる巻きにしてゴミ置き場に捨てた。以降、怪奇現象は起こらなくなったという。

結:RINFON(リンフォン)の正体は…?

「リンフォン」を捨てて数週間後、アナグラム好きの彼女が「RINFONE(リンフォン)の綴りを並べ替えるとINFERNO(地獄)になる」と言い出す。偶然だろうと考えるも、あながち偶然ではない可能性もある。ここでこの話は終わる。

ここからは考察になるが、「RINFONE(リンフォン)」の最終形態である「魚」はイエス・キリストを意味するという。かつてローマ帝国がキリスト教を迫害していた時代、弾圧されていたキリスト教徒たちが、弾圧する者たちを「INFERNO(地獄)」に閉じ込めるために「RINFONE(リンフォン)」を作った、という説もある。

では、「RINFONE(リンフォン)」はひとつしか存在しないのだろうか。もしも上記の理由でつくられたのだとしたら、それなりの数はつくられていたかもしれない。もしも骨董品屋などで正20面体の置物を発見した時はくれぐれも近寄らないようにして頂きたい。

なお、文中では「熊」→「鷹」→「魚」にしか変形しないとされているが、最終的には「門」になるとの噂もある。これこそが占い師の言う、「地獄の門」なのかもしれない。門を開けてしまったら最後、地獄に閉じ込められてしまう…。そして投稿者が見た悪夢こそが地獄の風景なのかもしれない。

リンフォンを読んだ人の感想

リンフォンが古代ローマ人によって弾圧者を閉じ込めるために作ったのだとしたら…わざわざ開放してしまっている彼女と投稿者はこの後どうなってしまうのか…。そしてそんな霊感の強い彼女と付き合ってしまったこと自体、投稿者がすでに呪いに片足を突っ込んでしまっていたんじゃないかと思う。複雑なリンフォンを地道に変形させていく彼女も怖いし、猫が逃げたり、彼女自身がアナグラムに気づいたりやっぱり只者ではない感じがする。個人的には猫おばさんも何かを知っていそうな気がする。

リンフォンのスペルを入れ替えると、INFERNOになるっていう所でゾワっと来ました。 リンフォンっていう名前を聞いた時は電話か何か?と思ったぐらいですし、実際は正20面体の置物だと聞いてしっくりこないな~なんて思ってました。 まさかリンフォンという名前にこういう裏があったとは。 そう考えると、電話がかかってくるというのもゾワゾワしてくるんですよね。 だから地獄から電話がかかってきていたのか?と。 商品名が電話っぽいのもこれで理解出来ましたし、読み終わってからの方がゾクゾクくるお話で面白かったです。

知らない番号から携帯にかかってきた電話に、「彼方」と表示されたところが、1番怖かったです。彼方からの電話なんて、もし実際にかかってきたら、どんなに恐ろしいことか。。それと、この正20面体を購入しようとしたとき、骨董品屋さんの様子が尋常じゃなかったので、どこから入手したものなのか、とても気になりました。 いろいろな動物の形になって、最後には門。そしてそれが地獄の門。彼女は何故、そんな恐ろしいものを、奥底から見つけることができたのでしょうか。

リンフォンがどのような経路で古びた骨董屋に置かれることになったのかが気になった。話を読んでみると投稿者の彼女はまるでリンフォンから選ばれたかのように思えたので、リンフォン自体に意志があるかのように見えるのが面白かった。霊や化け物は出てこないものの、リンフォンが最終的には「地獄の門」へ変化するのではないかという考察はゾッとしたし、猫を飼っていた占い師が知っていたということは、過去にリンフォンに苦しめられた人が相談に来たのではないかと思った。

めちゃくちゃ面白かった!完全に物語に引き込まれてしまった!リンフォンという正二十面体をモチーフに、良くできた物語だ。骨董品屋のバスケットケースの奥底にあったものを見つけ、レジに持っていったときの店主のギョッとした表情や、奥さんらしき人と奥で何やら揉めている様子など、如何にもこれから正二十面体を軸にして何かが起こるのだろうと想像力を掻き立てられてとても面白かった。また終わりの方での、占い師のところにいる猫たちが一斉に投稿者たちに威嚇するところも物語をさらに怖くしていて良かった。またリンフォンをローマ字にして並べかえると地獄という意味の英語に変わるところもスゴく良かった。

話の途中までは正直そこまでの怖さはなく、不思議な骨董品店にある、不思議な商品を買ってしまったら主人公が苦しんだり死んだりしてしまうような、よくありそうな怖い話だと思った。 ただ、ストーリーは日にちが経つにつれて少しずつ不気味になってきて、リアリティもあるような気がして、最後は想像しただけですごく怖かった。 単に幽霊が出て怖いなどの内容ではなくて、物の名前の由来まであるストーリーであることと、実際にあり得そうな形のものなので、近くにあったら絶対に触りたくないと思った。

アンティークが好きな人はついつい買ってしまいそうな商品である。しかし、骨董品を売っているお爺さんも不思議で、説明書も持っていたのに、今まで何かひねってみたりしなかったのかが不思議だ。自分なら興味本位で回してみたりする。あと、もしそれを売りに来た人がいるのであればどんな人だったのであろうか。このストーリーの展開は自分にはしっくりこず、疑問ばかりが浮かんだ。小さな地獄の門であるとするならば、なぜ動物たちをモチーフにしたのかなど。確かに、なにかインディージョーンズに出てくるような未知のアイテムといった何が起こるかわからないアイテムといった点では面白く恐ろしい。

骨董屋で買ったものがその買った人物に不幸をもたらすというお話はありがちではあるが、この20面体の置物がもし実際にあったとすると本当に恐ろしいと思う。ただ結果的にこの買ったものを燃やしたり壊したりせずゴミとして捨てただけなので、また他の誰かが拾い恐ろしい体験をするかもしれないと思うと、二人にはこのリンフォンを破壊してほしかった。あとこの骨董屋に行ってどうやって仕入れたのかなどを詳しく聞いてほしかったところだ。骨董屋の反応からするとなにか知ってるような感じだったので。

全体として、怖いというより、謎が多い話でした。まずリンフォンを売っていた老人はこの事を知っていたのか?またリンフォンを完成させると事が、悪いことの前触れなのか?また、投稿者が完成させていないのに悪夢を見るのが少し疑問です。動物の形に仕上げていく前段階で、完成させたら地獄にいくというのは少し恐怖ポイントかなと思いました。さらには占い師が出てきましたが、こう言うのは本来、霊媒師なのでは?と思いました。

まず、立体を見たときに、それが20面体だと分かるには、何度も数えなおして、シールを張ったり、油性ペンで印をつけたりしながら、やっと20面体とわかるという大変な作業があるのでは、と思いました。キリスト教徒が弾圧されるなかで作ったという説は、興味深いです。「リンフォン」を買った彼女が無事だったので良かったです。彼女が、最後の変化型である魚の形にたどり着いていたら、地獄の門が解放されて、中にいた人たちが一斉に外にでてきて、どういうことが起こったのだろうと想像すると怖いですね。宗教的な歴史がいろいろとあったヨーロッパの国々の中には、このようなミステリアスなものが存在していそうな感じがします。

骨董品店には今回のお話の様な品は存在するかもしれないと思った。 置物やオブジェなどは私も興味はあるが、このお話を読んで骨董品店には行かないでおこうと思ってしまった。 もしかしたらそのような品を見付けてしまうかもしれないからだ。 もしあのまま最終形態まで完成させていたら…と考えてしまいそうになったので、怖くなり考えるのを止めた。 夜寝る前に読んでしまったために夢に出てきそうだ。 しかし私は怖い話は好きだから読んでしまう。 でも骨董品店には行きたくないな。

リンフォンと言う名前から中国の怖い話かなと思ったらイエス・キリストが出て来て意外だった。リンフォンは、極小サイズの地獄やイエス・キリストを弾圧する人たちを閉じ込めるために作られたとか、リンフォンの綴りを並べかえたら地獄を意味する物になるとか、内容は考えられていて面白かった。しかし怖いかどうかを聞かれたら、異変が起きるとこや、占い師の話とかが、あまり恐怖をあおられる内容ではないなと思った。考察がしっかりしてる分、恐怖するエピソードが薄過ぎて勿体ないと思った。

2chの怖い話・リンフォン

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