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厭の極み!――つくね乱蔵『つくね乱蔵実話怪談傑作選 厭ノ蔵』5/28発売!

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エグみ×恐ろしみの最凶フュージョン。
〈絶望系怪談作家〉の異名をとる厭系怪談の妙手、つくね乱蔵初のベスト版。
「厭」の極みに、「厭」の上塗りとなる禁断の書き下ろしも収録!

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あらすじ

「紙般若」
蔵で見つけた「禁」と書かれた古い木箱。中に封印されていた般若の面は、先々代の当主の妻が持ち込んだもの。以来、一族の人間を殺してきた呪いの面だというのだが…

「あの子のランドセル」
昔の同僚から貰った新品のピンクのランドセル。喜ぶと思った娘はなぜか怯えて泣き出す。「ランドセルの中に女の子がいる」というのだが…

「指折り数えて」
死んだ義母が誰にもやらないと最期まで嵌めていたサファイヤの指輪。どうしても欲しかった嫁は遺体の指を折って指輪を盗むのだが、指に嵌めた途端恐ろしいことが…

「オリンピックの年に」
ある日突然、老眼で読めないはずの新聞から特定の文字だけが浮き上がって見えてしまう。文字をつないでできた言葉はどうも未来を示唆しているようで…

「沈む人形」
故郷の田舎町にある海沿いの洞窟神社。社の前の泉に呪いたい相手の名を書いた人型の木片を浮かべて沈めば、呪いが成就すると言うのだが…

「鈴なりの木」
山で女の首吊り死体を発見してしまった男。木からぶら下がった死体の手首には鈴のついたブレスレットがついていた。以来、男の周りで鈴の音が付き纏いだして…

「虚ろの城」
新築マンション1階のテナントに念願の手打ちうどんの店を出した男。両隣は書店とパン屋だが、どの店もじきに体調不良を訴えだす。出てけという幻聴も聞こえだして…

「十五年前の影」
妊娠した妻の周囲に現れだしたポニーテールの少女の影。夫にしか見えていないようなのだが、義父母に相談すると何か思い当たる節があるようで…

他、2012年~2018年発表の作品から厳選された最凶〈厭〉怪談に、「紙般若」(2014年)の衝撃の後日談を含む書き下ろし3篇も特別収録!!!

商品情報

著者紹介

つくね乱蔵   Ranzo Tsukune
福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著書に『恐怖箱 厭怪』『恐怖箱 厭鬼』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 万霊塔』『恐怖箱 厭獄』『恐怖箱 厭還』、その他主な共著に「怪談四十九夜」シリーズ、「怪談五色」シリーズ、「恐怖箱テーマアンソロジー」シリーズ、『アドレナリンの夜』三部作、ホラーライトノベルの単著に『僕の手を借りたい。』がある。

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