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沖縄ならでは実話怪談の魅力!小原猛・琉球奇譚シリーズ最新作『マブイグミの呪文』あらすじ大公開!

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沖縄在住の著者による渾身の最新沖縄怪異談!

沖縄在住の小原猛が、地元独特の怖い話を綴ったご当地シリーズ〈琉球奇譚〉第4弾!
霊的世界が地続きに広がるこの琉球にしかない怪異譚があなたを異界に誘う!

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あらすじ

「ムラウガミ」

集落にある9つのウタキを回って拝む、年に一度の行事〈ムラウガミ〉の途中、ノロである祖母に家から数珠を持ってくるよう言われた少年。だが道中で不気味なオジイと出くわして――。

「預言者」

精神病院の患者が渡してきたのは、沖縄中で催されている大綱引きの縄が切れるという予言が書かれた紙。未来が見えるというその男性が注ぎに予言したのは、恐ろしい”現在の世界”だった!

「マブイグミの呪文」

その男性はバイク事故に遭ってから謎の虚無感に苛まれていた。マブイ(魂)が身体から逃げたらしく、取り戻そうと事故現場で儀式を行うも事態はさらに深刻に…。不可思議で哀しいタイトル話!

「ウヤファーフジとブサーの対決」

菊農家の男性が畑にビニルハウス用の杭打ちをした夜――。夢で謎の武士(ブサー)から杭をどけろと言われた。男性は自らの先祖(ウヤファーフジ)を拝み事態の解決を頼むが、恐ろしい結末に…。

「チルダーキ」

家宝として三線(さんしん)を代々受け継ぐ一族。絶対に触るなという掟があったが、たまに独りでに音色が聞こえる。そしてある夜に三線を奏でる謎の女を目撃し――。一族の歴史に関わるその女の正体とは!?

「エプケ」

背後にいる神様の指示に従って活動する〈神人(かみんちゅ)〉の男性。神様の声の通りに石川ビーチに行くと、世にも不気味な異形が待っていて…。怪を使役する現代の沖縄版リアル陰陽師的実話!

「ハダカユーの巣窟」

高校生のある日、突然に怪に呼ばれ、望まないままユタになってしまった少女。そしてユタの祖母と共に、沖縄中を荒らしまわるマジムン(悪霊)・ハダカユーの退治に乗り出す!!

「神人とあやはべる」

ティンバチ、カンジュン(天罰が下る)――。神人の男性のもとに〈世界の終わりを告げる〉悪霊が現れた。彼は世界を救う祈りを捧げるために沖縄各所の拝所を回るが、そこで意外な展開に――。

――など収録。
霊的世界が地続きに広がるこの琉球にしかない怪異譚があなたを異界に誘う!

商品情報

著者紹介

小原 猛 Takeshi Kohara

沖縄県在住。沖縄に語り継がれる怪談や民話、伝承の蒐集などをフィールドワークとして活動。
著作に『琉球奇譚 キリキザワイの怪』『琉球奇譚 シマクサラシの夜』『琉球奇譚 ベーベークーの呪い』『琉球妖怪大図鑑』『琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く』『いまでもグスクで踊っている』『コミック版琉球怪談〈ゴーヤーの巻〉〈マブイグミの巻〉〈キジムナーの巻〉』(画・太田基之)』「沖縄の怖い話」シリーズなど。
共著に「瞬殺怪談」シリーズ、『怪談四十九夜 鎮魂』『男たちの怪談百物語』『恐怖通信/鳥肌ゾーン』など。DVD『怪談新耳袋殴り込み・沖縄編』『琉球奇譚』『北野誠のおまえら行くな。沖縄最恐めんそ~れSP』など。

怪読録Vol.39

【竹書房怪談文庫×怪談社】でお送りする怪談語り動画です。毎月の各新刊から選んだ1話を人気怪談師が朗読します。

今回の語り手は牛抱せん夏さん!

▶ 【怪読録Vol.39】沖縄の夜、暗い海からあがってくるモノとは――伊計翼『琉球奇譚 マブイグミの呪文』より【怖い話朗読】

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