竹書房怪談文庫TOP書籍一覧恐怖箱 深澤夜、 松村進吉 恐怖箱 しおづけ手帖
恐怖箱 しおづけ手帖
■作品紹介
…だが取材してきた話の殆どは、現実としてお蔵入りせざるを得ない。…一種明らかな禍物を―どこかの誰かの苦しみや、恨みの結実であるはずの怪異を―いつまでも懐にしまいこむとへの不安も強い。変色し、傷にまみれた(取材手帖の)革の表紙の下に、なんとも云えない不穏なものが息を潜めているようにも感じる。…そんな私の手帖が近頃、臭った。―臭い。錯覚ではない。饐えた魚を、汗と脂―それに、ほんの僅かな血―で煮込んだような異臭がする。あえて喩えるとするならば、怪我人から発散される濃密な加齢臭、とでも云おうか。…「あのねぇ、いっぱい、幽霊の話とか書いてあると思うんだけど、そういうのは溜め込んでおくと良くないです」<まえがきより>取材ノートの中に封印している実話怪談を名手、松村進吉と深澤夜がついに解禁。発酵し、異臭を放つ聞いたこともない恐怖譚、誕生!
購入サイト
この著者の作品
infomation
- 2024/10/18【お詫び】Osaka Metro × 竹書房怪談文庫 オリジナルグッズにつきまして
- 2024/6/25【キャンペーン】東北怪談作家キャンペーン第2弾 3月~7月開催中!!
- 2024/6/17怪読戦2024ー予選応募用・朗読原作公開!
- 2024/6/2【イベント】京浜東北線怪談出版記念 「サイン怪」6/23(土) 14:45~@新橋
- 2024/3/21【イベント】煙鳥・吉田悠軌・斉木京 「会津の怪を語る会」4/6(土) 13:30~@福島県立博物館・講堂
- 2024/3/15【イベント】「阪急沿線怪談」刊行記念 【阪 急 沿 線 怪 談 会 議】4/24 18:30~ @大阪ロフト