竹書房怪談文庫TOP書籍一覧その他 ねこや堂 実話怪談 封印匣
実話怪談 封印匣
■作品紹介
静かに心揺さぶる、聞き書き実話怪談。寡作ながら強烈な「引き」を持つ著者の待望の初単著。
組が所有する物件の地下に隠された「処理部屋」。誰もいないそこから赤子の声が…「業報」。漁村の稲荷神社で失踪した少女。発見された時に握りしめていたサイコロのような箱は…「最初の箱」。蟲毒を扱う呪い師の血を引く一族。本家に祀られた厳重な封を施された小箱の正体は…「もう一つの、匣」。煉瓦造りの正方形の家の真ん中に作られた謎の空洞。そこに納められた恐るべき呪い人形…「咒いの家」。友人の家の密室に安置された黒い漆塗りの箱。中には恐ろしいものが…「箱――次は」。職場の先輩の家で見せられた「うがみさまの箱」。代々選ばれた女性が中に入るというのだが…「うがみさま」。病気の少年と少女の姿を模して作った一対の球体関節人形。少年の死後、異変が…「初戀」。
ほか、血と地の因縁がつなぐ空恐ろしき実話を収録。
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