竹書房怪談文庫TOP書籍一覧平山夢明監修FKB 松村進吉 ふたり怪談 参
ふたり怪談 参
■作品紹介
『ふたり怪談』シリーズ第3弾。<新たな怪談>の書き手としてふさわしい二人の渾身の作が揃う。それは妄想なのか違うのか、狂っていないと誰が保証するのか――人の歪みを描き出す<怪談怪人>幽戸玄太は、自分のせいで死んだ人間が寄り添っているという婆ちゃんの末期「寄り添う者」、祟りを恐れない男の壮絶な虐げ「怖いもの知らず」など16編。静まり返った中でふっと寒気が背筋を撫でるような、日常に揺蕩う一点の漆黒を炙り出す松村進吉は、幼い娘を育てる母親の告白「名もなき子」、人知れず産み落とされた者は「赤い産湯」など10編。不気味で不穏、歪んでいて怖い――それはこの中に。
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