短編怪談をこれでもかと詰め込んだ充実度ＭＡＸの一冊『瞬殺怪談碌』あらすじと著者一覧まとめ

一瞬で凍りつく恐怖の実話怪談集

超短い実話怪談を詰め込んだ大人気シリーズ〈瞬殺怪談〉第６弾！

すぐ怖い！　１分で読める！

ホラーの鬼才・平山夢明を筆頭に、我妻俊樹、小田イ輔、葛西俊和、黒史郎、小原猛、神薫、田辺青蛙、つくね乱蔵、丸山政也ら実話怪談の名手のほか、都市伝説から鈴木呂亜が参加、総勢11名がすべて書き下ろす。

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あらすじ

「忌み地」小原猛

沖縄の離島。そこに実在するといわれる建物もなく作物も育たない〈忌み地〉――近隣住民がこの地で悍ましい異形を目撃する。

「フライング・ヒューマノイド」丸山政也

遥か上空を浮遊する人型のＵＭＡ（未確認生物）を見たことがあるという男。”ある場所”の上に現れるというが、その正体とは――。

「いけにえ」田辺青蛙

高校時代に友人が川で亡くなった。後年、郷土史を調べると地域の伝承と友人の死に奇妙な一致が見つかり――。大阪市のとある地に伝わる奇譚。

「失踪」我妻俊樹

一家四人で二日間ほど行方不明になった――。衝撃的な冒頭で始まる、ある家族の不思議な実体験。いったい何があったのか!?

「空っぽの子」つくね乱蔵

海外のとある国。現場で警備員をしていた男が突然吐血して倒れたが、これには恐ろしい因果が秘められていた…。

「思い出せ」黒史郎

帰宅して鏡を見れば、謎の液体が顔にかかっていたという男性。心当たりを探るが、その後思いもよらぬ恐怖に襲われる！

「吸精鬼」神薫

突然かかってきた電話から想起された、とある女性。不思議な能力をもっていた彼女は、不気味な予言をしていた。著者自身の実体験。

「閻魔」平山夢明

その家の床の間に飾られた閻魔の掛け軸。先祖代々、家を守ってきたと言われるが、その力をとんでもないところで知ることに！

――など、息つく間もなく押し寄せる恐怖の波が、平穏な日常を根こそぎ浚う！

商品情報

書名：瞬殺怪談　碌
著者名：我妻俊樹小田イ輔葛西俊和黒史郎小原猛神薫鈴木呂亜田辺青蛙つくね乱蔵平山夢明丸山政也
発売日：2020/7/29 ※発売日は地域によって前後する場合があります。
定価：本体650円＋税
ISBNコード：9784801923430
シリーズ：瞬殺怪談

著者紹介

平山夢明（ひらやま・ゆめあき）

『「超」怖い話』シリーズをはじめ、心霊から人の狂気にいたるものまで数多くの実話怪談を手掛ける。「怖い話」「顳顬草紙」「鳥肌口碑」各シリーズなど。狂気系では「東京伝説」シリーズ、監修に「ＦＫＢ饗宴」シリーズなど。ほか初期時代の『「超」怖い話』シリーズから平山執筆分をまとめた「平山夢明恐怖全集」（全六巻）や『怪談遺産』など。

我妻俊樹（あがつま・としき）

『実話怪談覚書　忌之刻』で単著デビュー。「実話怪談覚書」「奇々耳草紙」「忌印恐怖譚」各シリーズなど。共著では「ＦＫＢ饗宴」「ふたり怪談」「怪談四十九夜」「怪談五色」「てのひら怪談」各シリーズ、『猫怪談』など。

小田イ輔（おだ・いすけ）

『ＦＫＢ饗宴５』にてデビュー。「実話コレクション」「怪談奇聞」各シリーズ、『小田イ輔実話怪談自選集魔穴』など。共著に『怪談五色　死相』、『殲・百物語』、「怪談四十九夜」各シリーズなど。

葛西俊和（かさい・としかず）

青森県在住、りんご農家を営む傍ら怪談蒐集にいそしむ。最近では怪談のみならず青森県の伝承や民話、風習について各地を巡って情報を集めている。単著に『降霊怪談』『鬼哭怪談』、共著に『怪談実話競作集怨呪』『獄・百物語』『怪談四十九夜鬼気』など。

黒　史郎（くろ・しろう）

小説家として活動する傍ら実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」「異界怪談」各シリーズ、『黒塗怪談笑う裂傷女』『黒怪談傑作選　闇の舌』など。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」各シリーズなど。

小原　猛（こはら・たけし）

沖縄に在住し、沖縄に語り継がれる怪談や民話、伝承、そしてウタキをフィールドワークとして活動。「琉球奇譚」シリーズ、『琉球怪談』『琉球妖怪大図鑑』『沖縄の怖い話』など。共著に『男たちの怪談百物語』『恐怖通信／鳥肌ゾーン』『怪談四十九夜鎮魂』など。

神　薫（じん・かおる）

静岡県在住の現役の眼科医。『怪談女医閉鎖病棟奇譚』で単著デビュー。『怨念怪談葬難』『骸拾い』など。共著に「FKB饗宴」各シリーズ、『恐怖女子会不祥の水』、『猫怪談』『怪談四十九夜鬼気』『現代怪談地獄めぐり業火』など。女医風呂物書き女医の日常　https://ameblo.jp/joyblog/

鈴木呂亜（すずき・ろあ）

自称「奇妙な噂の愛好者」。サラリーマンとして働く傍ら、国内外の都市伝説や奇妙な事件を蒐集している。黒木あるじの推薦により『都怪ノ奇録』で単著デビュー。単著に「実録都市伝説」シリーズ、共著に「怪談四十九夜」シリーズなど。

田辺青蛙（たなべ・せいあ）

『生き屏風』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。『関西怪談』『魂追い』『皐月鬼』『あめだま青蛙モノノケ語り』『モルテンおいしいです^q^』『人魚の石』など。共著に「てのひら怪談」「恐怖通信鳥肌ゾーン」各シリーズ、『怪談四十九夜鬼気』『京都怪談神隠し』『怪談実話 FKB饗宴』『怪しき我が家』『読書で離婚を考えた。』など。