川奈まり子が記録する108話の現代実話霊異記『一〇八怪談 鬼姫』あらすじ大公開!
緻密な取材と資料調査によって怪異に肉薄するルポ怪談の旗手・川奈まり子が綴る渾身の怪異譚シリーズ!
凝集された濃密な怪談
各地に在る怪異の因縁を解き明かすと恐怖が屹立する!
あらすじ
「常紋トンネル」
北海道にある山深い峠道。深夜に車を走らせていると説明のつかぬ怪と邂逅する。その場所を調べてみると、陰惨な歴史が明らかになって……。
「宮ヶ瀬レイクライン」
心霊スポットとして名を馳せる宮ヶ瀬湖。神奈川県の奥地にあるこのダム湖を訪れてみると、この世の者ではない存在が次々と眼前に――。
「怒り弁天」
福島県いわき市の芸者置屋に得意客が弁天像を贈った。しかし、怪音、電化製品の不調、不自然な静電気など強烈な心霊現象が次々に巻き起こる!
「ユニバーサルデザイン」
人喰いバクテリアに罹患したために障碍を抱えた男性が入居した全館バリアフリーのマンション。だがここは怪異も住まう恐怖の館だった!
「痣」
結婚直後から妊娠中の妻に深刻なDVをはたらいた夫。取り返しのつかぬ凄惨な事態を迎え、やがて恐ろしい報いが…。
「白昼の彼岸駅」
某私鉄の職員の間で、怪奇現象が多発すると噂の駅が存在した!いったいその駅では何が起きるのか…。関東某所の現代鉄道奇譚。
「くちなわ」
岩手県宮古市。災難にたびたび見舞われる男性がいた。その原因を探ると、世にも畏ろしい事実が明らかに!血の因縁と凄惨な祟りに迫る連作
「鬼姫」
現代の地名に語り継がれる恐ろしい伝承とは? 著者本人の恐怖体験から幕を開ける本書のタイトル話にして一〇八篇の最終話
――など108話の怪談に余話8話を加えた、超・濃・恐な一冊。
怪と恐怖の連鎖をじっくり体感していただきたい。
商品情報
- 書名:一〇八怪談 鬼姫
- 著者名:川奈まり子
- 発売日:2020/7/29 ※発売日は地域によって前後する場合があります。
- 定価:本体650円+税
- ISBNコード:9784801923447
- シリーズ:その他
著者紹介
川奈まり子 Mariko Kawana
『義母の艶香』で小説家デビュー。
実話怪談では『赤い地獄』『実話怪談 出没地帯』『迷家奇譚』『実話怪談 穢死』『実話奇譚 呪情』『実話奇譚 夜葬』『実話奇譚 奈落』『実話奇譚 怨色』『一〇八怪談 夜叉』『少年奇譚』『少女奇譚』など。
共著に「怪談四十九夜」シリーズ、『FKB 怪談遊戯』『嫐 怪談実話二人衆』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 破戒』『瞬殺怪談 刺』『現代怪談 地獄めぐり』など。 TABLOとTOCANAで実話奇譚を連載中。
関連作品
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