珠玉の書き下ろし49話が鮮烈な人気アンソロ最新作！黒木あるじ編著『怪談四十九夜断末魔』各著者一話あらすじ公開！

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すぐ読める！怪異譚四十九話が詰まった実話怪談集

黒木あるじのもとに集いし現代実話怪談の巧者たち！
書き下ろし49話が鮮烈な人気シリーズ最新作！

黒木あるじ／黒史郎／我妻俊樹／小原猛／小田イ輔／川奈まり子／神薫／つくね乱蔵／冨士玉女／鷲羽大介（初参加）

生死流転する怪談凶作集！　闇夜に轟く断末魔の叫び声があなたにも聞こえるか…

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あらすじ

「台風一家」（つくね乱蔵）

新築にもかかわらず怪奇現象が頻発する家。専門家が解決に動くも、怪異の恐ろしい正体を目撃する。そして訪れた絶望的な顛末とは…

「賭け」（我妻俊樹）

自分が入社してわずか１か月で直属の上司が退職した。その後、街中で偶然出くわした元上司から奇妙なものを渡され――

「だるま」（神薫）

手足が切断された躰に男が触れてくる――そんな悪夢を見続けている女性。一人娘が産まれると夢は現実に徐々に滲み出し…

「夢の懸け橋」（鷲羽大介）

歩道橋の上で知らない男から殺しの依頼を受ける――友人がたびたび見てしまう不吉な夢。その夢の歩道橋は実際に存在していて――。

「アがなく」（冨士玉女）

山村へ移住した夫妻は、裏山に朽ちかけた神社を見つける。かつては夫の一族が神主だったというが、恐ろしい禁忌が隠されていた…

「バスの子どもたち」（川奈まり子）

遠足で訪れた十和田湖にて。自由行動の時間にトイレを済ますと、快晴のはずが辺り一面が霧に覆われ、やがて超危険な怪異が―！

「証言」「取材」「記録」「資料」（黒木あるじ）

山形駅西口徒歩５分。通りがかりに泣き声が聞こえる〈夜泣き石〉に隠された恐怖に迫る連作。語り継がれた伝承、そして戦慄極まる真実とは!?

「はらのなか」（小原猛）

新興宗教から脱会した男性だが、毎夜起こる怪奇現象に、教団から呪いをかけられたと気づく。そんな折、居候先に謎の怪異が現れてから事態は意外な展開に！

「あんまりな一日」（小田イ輔）

工事現場での転落事故、老人の転倒事故、そして列車飛び込み――。わずか一日の間に死の間際に直面した男性の奇妙な話。なんて日だ！

「コモル」（黒史郎）

完璧な住環境ながら格安の物件に住み始めたものの、収納に欠陥を発見してしまう。そしてそこから異臭が漂いはじめ――。リアルな事故物件怪談！

商品情報

書名：怪談四十九夜断末魔
著者名：我妻俊樹小田イ輔川奈まり子黒史郎黒木あるじ小原猛神薫つくね乱蔵冨士玉女鷲羽大介
発売日：2020/11/27 ※発売日は地域によって前後する場合があります。
定価：本体650円＋税
ISBNコード：9784801924680
シリーズ：怪談四十九夜

著者紹介

黒木あるじ　（くろき・あるじ）

『怪談実話震』で単著デビュー。「無惨百物語」シリーズ、『黒木魔奇録』『黒木魔奇録狐憑き』『怪談実話傑作選弔』『怪談実話傑作選磔』『怪談実話終』『怪談売買録拝み猫』『怪談売買録嗤い猿』など。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「ふたり怪談」「瞬殺怪談」各シリーズなど。小田イ輔やムラシタショウイチなど新たな書き手の発掘にも精力的だ。近著に小説『掃除屋プロレス始末伝』。

我妻俊樹　（あがつま・としき）

『実話怪談覚書忌之刻』にて単著デビュー。「実話怪談覚書」「奇々耳草紙」各シリーズ、「忌印恐怖譚」シリーズ『くちけむり』『めくらまし』『みみざんげ』『くびはらい』など。共著に「FKB饗宴」「てのひら怪談」「ふたり怪談」「怪談五色」「瞬殺怪談」各シリーズ、『猫怪談』など。

小田イ輔　（おだ・いすけ）

『FKB饗宴５』にてデビュー。『小田イ輔実話怪談自選集魔穴』『FKB怪幽録奇の穴』『FKB怪幽録呪の穴』、「実話コレクション」シリーズ『厭怪談』『呪怪談』『忌怪談』『邪怪談』『憑怪談』、「怪談奇聞」シリーズ『祟リ食イ』『啜リ泣キ』『立チ腐レ』『嚙ミ狂イ』など。共著に「瞬殺怪談」各シリーズ、『FKB殲・百物語』『獄・百物語』『怪談五色死相』など。

川奈まり子　（かわな・まりこ）

『義母の艶香』で小説家デビュー。実話怪談では『実話怪談穢死』、「実話奇譚」シリーズ『呪情』『夜葬』『奈落』『怨色』、「一〇八怪談」シリーズ『夜叉』『鬼姫』のほか『少年奇譚』『少女奇譚』など。共著に『FKB 怪談遊戯』『嫐怪談実話二人衆』『女之怪談実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色破戒』『現代怪談地獄めぐり』「瞬殺怪談」シリーズなど。

黒史郎　（くろ・しろう）

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』、『黒塗怪談笑う裂傷女』『黒怪談傑作選闇の舌』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「瞬殺怪談」各シリーズなど。

小原猛　（こはら・たけし）

沖縄県在住。沖縄に語り継がれる怪談や民話、伝承の蒐集などをフィールドワークとして活動。「琉球奇譚」シリーズ『キリキザワイの怪』『シマクサラシの夜』『ベーベークーの呪い』『マブイグミの呪文』、『琉球妖怪大図鑑』『コミック版琉球怪談』（画・太田基之）』「沖縄の怖い話」シリーズなど。共著に「瞬殺怪談」シリーズ、『男たちの怪談百物語』『恐怖通信/鳥肌ゾーン』など。

神薫　（じん・かおる）

静岡県在住の現役の眼科医。『怪談女医閉鎖病棟奇譚』で単著デビュー。『怨念怪談葬難』『骸拾い』など。共著に「FKB饗宴」「瞬殺怪談」各シリーズ、『恐怖女子会不祥の水』、『猫怪談』など。女医風呂物書き女医の日常　https://ameblo.jp/joyblog/

つくね乱蔵　（つくね・らんぞう）

『恐怖箱厭怪』で単著デビュー。『つくね乱蔵実話怪談傑作選厭ノ蔵』『恐怖箱万霊塔』、『恐怖箱絶望怪談』『恐怖箱厭獄』『恐怖箱厭還』など。共著に「瞬殺怪談」「怪談五色」「恐怖箱テーマアンソロジー」各シリーズなど。黒川進吾の名でショートショートも発表、共著『ショートショートの宝箱』もある。

冨士玉女　（ふじ・たまめ）

怪談を聞いたり読んだり語ったりするのが好き。普段はサラリーマンとして生きている。最近知り合いの不幸が妙に多いので、これ以上深入りをしない方がいいのかと逡巡しながら今回も参加。

鷲羽大介　（わしゅう・だいすけ）

岩手県出身。一七三センチ八六キロ。非正規労働者として貧困に喘ぎながら、怪異の蒐集と分析に乏しいリソースを注ぎ込み続ける男。「せんだい文学塾」代表という顔を持つとも言われる。共著に「江戸怪談を読む」シリーズ『猫の怪』『皿屋敷幽霊お菊と皿と井戸』。座右の銘は「崖っぷち？　そりゃ未練があるやつの言うことだよ！」