竹書房怪談文庫 > 怪談NEWS > 新刊情報 > 言葉にならない何かが静かにあふれ出すメロウな実話――松村進吉、丸山政也、鳴崎朝寝『エモ怖』あらすじ紹介!

言葉にならない何かが静かにあふれ出すメロウな実話――松村進吉、丸山政也、鳴崎朝寝『エモ怖』あらすじ紹介!

Pocket

言葉にならない何かがあふれ出す……ジワっと心を濡らすメロウな実話怪談集。

恐怖で震えるより、静かに心を震わせる怪談があってもいいのではないか。
長年の取材でそうした体験談こそ、いつまでも心に残って忘れられないんです――

「超」怖い話の松村進吉の一言に、奇譚百物語の丸山政也、注目の新人・鳴崎朝寝が賛同。
「言い知れない切なさ」
「甘さのにじむ寂しさ」
「後悔の残るしあわせ」
「幸福なあきらめ」
一筋縄ではゆかない感情があふれ出す、三者三様の忘れがたい怪談を持ち寄った。
生と死の交わる繊細な世界観の装画は、YOASOBI「夜に駆ける」のMVを手掛ける藍にいな

心に残る1話がきっと見つかる、ぜんぶ実話の【エモ怖い話】。

無料で読める怪談話や怪談イベント情報を更新しています

あらすじ

「ハチ公前で待ち合わせ」

ハチ公前で待ち合わせをすると絶対に会えない、相性が悪いから。変わったジンクスを持つ彼氏の真実は…

「土管」

家出した時に籠る公園の土管。内壁に書かれた〈しょうぼうしになりたい〉という落書きが見るたびに変化して…

「異臭」

ある朝、火葬場から強烈な硫黄臭が漂ってくる。だが、その臭いは自分にしか感じられない。後日意外な事実が…

「オフィーリア」

美術館でミレーの名画「オフィーリア」を見た母は、実際にこの光景を見たことがあると話す。その記憶とは…

「ひみつの部屋」

やもめの男が営む近所のそろばん教室。生徒だった少女は先生から特別に庭に棲む猫のひみつを教えてもらう…

「彼女とピンク」

部屋で頻繁に自分の物が消え、代わりに見覚えのない可愛い小物が落ちている。集めて箱に入れていると…

「憧れの延長線上」

偶然昔好きだったバンドマンに再会した彼女は想い出話に花を咲かせるが、なぜか彼の言葉の一部が聞き取れず…

「さよなら、近藤」

密かに想いを寄せる文芸部の同級生。彼女には大学生の恋人がいたが、心霊スポットに行ってから異変が起きて…

商品情報

著者紹介

松村進吉  Shinkichi Matsumura

1975年、徳島県生まれ。2006年「超-1/2006」に優勝し、デビュー。2009年、老舗実話怪談シリーズ『「超」怖い話』の五代目編著者に就任、同シリーズの夏版を牽引中。近著に『怪談稼業 侵蝕』(角川ホラー文庫)、主な既著に『「超」怖い話 ベストセレクション 奈落』(竹書房文庫)など。twitter@out999

丸山政也 Masaya Maruyama

2011年「もうひとりのダイアナ」で第3回『幽』怪談実話コンテスト大賞受賞。「奇譚百物語」シリーズ、『怪談実話 死神は招くよ』『恐怖実話 奇想怪談』など。共著に「てのひら怪談」「みちのく怪談」「瞬殺怪談」各シリーズ、『怪談四十九夜 鬼気』『怪談実話コンテスト傑作選3 跫音』『怪談五色 破戒』『世にも怖い実話怪談』など。

鳴崎朝寝 Asane Narusaki

東京都出身。2018年より毎月開催中の〈怪談マンスリーコンテスト【怪談最恐戦投稿部門】〉で度々入賞、参加既著にそれら入賞作を収録した『稲川淳二の怪談冬フェス ~幽宴二〇一八』(竹書房文庫)がある。2019年『宵口怪談 無明』にて単著デビュー。

怪読録Vol.57

【竹書房怪談文庫×怪談社】でお送りする怪談語り動画です。毎月の各新刊から選んだ怖い話を人気怪談師が朗読します。

今回の語り手は藤川弓さん!

▶ 【怪読録Vol.57】街中でたびたび見かける、自分にしか見えないおんな――松村進吉、丸山政也、鳴崎朝寝『エモ怖』より【怖い話朗読】

この記事が気に入ったら
フォローをお願いいたします。
怪談の最新情報をお届けします。

この記事のシェアはこちらから


関連記事

ページトップ