脱出不能!悪夢のようなラビリンスに震え上がる…我妻俊樹『忌印恐怖譚 くびはらい』あらすじ公開!
奇妙な日常の捻じれ、悪夢のような恐怖を巧みに描く我妻俊樹の人気シリーズ最新作!
あらすじ
「ぎょろ目」
招かれた知り合いの家。ぽつぽつと話しながら飲んでいると、誰もいない壁の向こうから聞こえる音、不自然に落ちたままの汚れた人形、そして悍ましいものを見てしまう!
「遺族」
バーでたまたま知り合ったその男は事故物件に住んでいたことがあるという。その部屋には、死んだ前入居者の遺族から不気味な手紙がたびたび届き、そして驚愕の事態に発展する。
「岩風呂に居ます」
一度だけ目の前で人間が消えるところを見たというその男性。九州の温泉旅館で説明のつかない謎の現象に見舞われる。〈人間が消える〉とは一体!?
「店」
初夏の河川敷、立木すらないその広場にポツンと立っていた一軒の軽食屋。涼を求めて入れば、中は普通の飲食店だが――。異世界に迷い込んだような奇譚。
「嘔吐」
職場の飲み会の帰り道、彼女は道端で堪えきれずに嘔吐してしまった。運悪く、ゲロの下には供えられた花束が…。そして人生で一度だけの霊体験が!
「冷蔵庫」
空き地の真ん中にポツンと置かれた冷蔵庫。その周りには羽虫の死骸だらけ。その異様な光景に、事件性を疑ってみるが――。説明のつかぬ奇妙な怪異談。
「廃校になった母校に行ってみた」
かつて通っていた小学校が廃校になると聞いて訪れた。宵闇に沈んだ学校は不気味さを放っていたが、そこでこの世のものとは思えない衝撃の光景を目の当たりにする。
「首で払う」
高校時代からの友人と、バイク事故で入院している従兄の見舞いに行くことになった。その道中、友人の様子がおかしくなっていき――そして恐ろしい目に!
―など悪夢の恐怖を我妻俊樹が描く!脱出不能、迷宮のような実話恐怖譚50話収録。
怪異はいつでも黒い触手をあなたの首筋に伸ばしている……
あなたの〈くび〉は大丈夫ですか?
商品情報
- 書名:忌印恐怖譚 くびはらい
- 著者名:我妻俊樹
- 発売日:2020/6/27 ※発売日は地域によって前後する場合があります。
- 定価:本体650円+税
- ISBNコード:9784801922976
- シリーズ:忌印恐怖譚
著者紹介
我妻俊樹 Toshiki Agatsuma
『実話怪談覚書 忌之刻』で単著デビュー。
「奇々耳草紙」シリーズ、忌印恐怖譚シリーズ『くちけむり』『めくらまし』『みみざんげ』など。
共著に「FKB饗宴」「てのひら怪談」「ふたり怪談」「瞬殺怪談」「怪談五色」「怪談四十九夜」各シリーズなど。
歌人でもある。
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